時は近未来。
地球上に存在する五大陸それぞれに、並行世界をつなぐ『ゲート』が突然１つずつ現れた。
それぞれの並行世界の政府は、融和的な交渉による協調路線をとるかに見えたが、
それぞれの思惑を抱えた並行世界は資源の独占を狙うべく、同時多発的に戦争を引き起こした。
これが、のちに伝わる世界大戦「メタウォー」である。

通称エル高。
「メタウォー」が終結して5年後に、戦争に関わった5つの世界が共同運営する形で設立された学校である。それぞれの世界に住む優秀な学生を入学させることで、次世代の交流の場として機能させている。
所在地は南極大陸の地下にあり、人工太陽の影響で地上と変わらぬ生活ができる。学園の敷地内には、大規模なサバゲー用の戦術訓練エリアが広がっている。
校則では自主性が重んじられており、服装は自由。価値観によって組み分けされた5つのクラスが存在する。各クラスは5つの世界の人間が混合となっているが、世界ごとの確執や衝突は起きやすい。

「エルピス中央高等学園」で取り入れられている制度であり、本学校が重視する意思決定の手段の一つ。かつて戦争で使われた「銃」に脅威と敬意を示し、殺傷力のないシューティング競技「サバゲー」を採用している。

年度ごとにサバゲーによるエリア獲得戦やランキングがあり、実績に応じて報酬や成績に影響がある。決め事の際は「サバゲー」の勝敗によって左右される。

「エルピス中央高等学園」に入学すると「運命のロシアンルーレット」という儀式が行われ、その学生の価値観によって5つのクラス「ジャックス」「メルクマ」「アストレー」「スザク」「ヴァンクール」にそれぞれ自動的に振り分けられる。5つのクラスはそれぞれの方針や意志で運営されている。

ジャックスは正義や忠義を重んじるクラス。5つのクラスの中でも文武両道で優秀な生徒が多い。組み分けの際に重要視されるのはリーダーシップ。シンボルはキツネ。

メルクマは愛や可憐さを重んじるクラス。5つのクラスの中でもアイドル性が高い生徒が集まっている。組み分けの際に重要視されるのは自律。シンボルは熊。

自由や個性を重んじるクラスのアストレーは、5つのクラスの中で最も個性豊かな人材がそろっている。組み分けの際に重要視されるのは人柄。シンボルは猫。